本質的な課題を見極め、期待を超える提案を行うコンサルティング
コンサルティングの業務内容と、
企画・提案を行う上で最も重視していることを教えてください。
新システムの構築やシステム改修の際、どのような仕様にするかを企画・提案するのがコンサルティングの役割です。お客様が「何を実現したいのか」、「現状はどうなっているか」を正しく把握し、現状と希望の乖離をいかに埋めていくかが最大のポイントです。特に官公庁の案件は定期的に入札が行われてシステム調達先を新たに決定するのですが、日本システムデザインは同じ官公庁システムについて豊富な実績があるため、お客様がどのような流れで通常業務を行っているか、どういった点に不満を感じているかを把握することができます。そういった小さな気づきをしっかりと提案に盛り込むことで、お客様が漠然と抱えていたニーズや課題を具現化し、課題解決のための提案を行っています。
運用面を意識することで、より使いやすく安定的なシステム開発・構築を実現
システムの設計・開発において重視している点を教えてください。
私たちは調達資料に基づいて実際にシステムを構築していく訳ですが、システムは作って終わりではなくずっと使い続けていくものなので、いかに運用しやすく、保守やメンテナンスがしやすいシステムであることが非常に重要です。そのため、設計・開発の際は常に運用目線を意識し、システム障害が発生した時の動きや次回のシステム改修など、リリース後のことを先々まで考慮に入れた設計・開発を行っています。特に私は入社してからずっと運用業務に関わっていたため、その際に設計担当にやっておいて欲しかったことなどを思い出し、また現在の運用業務についても自社の運用担当者に相談や確認をしながら開発を進めています。
巨大システムを安定稼働させ、障害発生時には速やかに対応する保守・運用
保守・運用を行う上で、最も重視していることは何ですか?
システムの安定運用のために心がけているのは、日頃から設計書などに目を通して知識を増やしているほか、常に目的や影響を意識して作業に取り組むことです。日々行っている業務がシステムのどの部分に関係しているのか、どんな影響をもたらすのかを意識することは、システム障害が発生した際の迅速な原因究明や対応策の構築に繋がります。また、日々の運用時の小さな変化を見逃さず、どんな些細な値であっても「異変」として原因を深掘りしていくことで、トラブルの火種を事前に摘み取るようにしています。とはいえ、これほどの巨大システムなので障害やトラブルはしばしば発生します。トラブル対応時は普段の業務で積み上げてきた知見をフル稼働しながら一刻も早い復旧のために奔走するのですが、同じ現場に数多くの日本システムデザイン社員がいて応援を要請できるのは非常に心強いです。
3部門の強固な連携が、クライアントの期待値を上まわるサービス実現の鍵
それぞれの業務を遂行する上で、他部門とかなり密に連携しているのですね。
そうですね。実際に、プロジェクトのさまざまな部分に当社が関わっています。会社の規模や人数でいえば決して大きい会社ではありませんが、関わっている業務の多さとポジションの重要性は群を抜いていると思います。
他社ともしっかり連携していますが、やはり同じ日本システムデザインとしての気安さというか遠慮なく頼れる心強さやスピード感はありますね。他社であればクライアントの確認などワンクッション必要なことも、日本システムデザイン内であれば二手も三手も先に手を打っておくという柔軟な動き方ができる。それが高い評価に繋がっていると思います。
確かに、同じ日本システムデザイン社員がたくさんいるというのは本当に心強いです。以前、サーバ故障が発生した際は大きな影響が出るのではないかと非常に焦りましたが、障害のことを聞きつけた日本システムデザインの社員が部門やチームに関係なく駆けつけ、総出で復旧対応を行ったお陰で影響を最小限に抑えることができました。あの時は「日本システムデザインの社員で良かった!」と心から思いました。
日本システムデザインだからこそ提供できる、唯一無二のトータルソリューション
日本システムデザインがさまざまな業務や重要なポジションを任されるのはどうしてでしょうか?
一言で言えば「モノ言う会社」だからでしょうか。例えばクライアント(官公庁)に対して元請け(富士通)がAプランを提案したとして、他に最適と思われるプランがある時ははっきりと発言します。
確かに、全体会議などでもそういう場面がしばしばありますね。最初はそんなことを言って大丈夫なのかなと少しヒヤッとしました。
確かに、一般的に考えれば元請けの会社と異なる意見は出しづらいかもしれません。でも、そこで意見を出さずにAプランのまま進んでしまったら、結局困るのは自分たちであり、クライアントのためにもなりません。より良いプロジェクト遂行のために必要であれば、言うべきことはしっかり言うという姿勢は、非常に日本システムデザインらしいと思います。
富士通さんと長年築いてきた関係性があってこそですよね。当社のことを信頼し、意見を尊重してくださっている。システムが高度になればなるほど業務の細分化が進んでいて、サーバだけとかプログラミングだけといった関わり方をする会社が多い中で、当社はシステム全体を把握したうえでプロジェクトを牽引する役割を担っている。それが当社の大きな強みであり、数少ない富士通コアパートナーに選定いただいている理由でもあるでしょう。
現在、官公庁システムは大きな改変期にあります。オンプレミス環境からクラウド環境への移行が進んでいるほか、セキュリティ対応や汎用性、効率性などがより高度に求められるようになる中で、当社が担うべき役割はさらに大きくなっていくかもしれませんね。
この前も、他社のあるチームが機能不全に陥って、急遽当社が対応していましたね。
困った時に「日本システムデザインならなんとかなる」とお声がけいただけるのは非常にありがたいこと。今後も、システムにとって欠かすことができない唯一無二の存在として、クライアントに貢献し続けられるよう力を合わせていきたいと思います。