クリキが語る!

「会社はテーマパークだ」

日本システムデザインの社長、栗城仁が語る「生き方・働き方」

第6回「どんな『SE』になりたいか?」

自分がこういうSEとして食っていくんだという覚悟が、人を一人前にする。

 

今では笑い話ですけど、どんなプログラマーになりたいかとか、どんなSEになりたいかと間われた時に、「踊って歌えるプログラマー、そうなれたら面白いよね」とか、「酒がずーっと飲めるような、食いっぱぐれがないSEになりたい」とか、言っていましたね(笑)。

でも、食いっぱぐれがないSEになる、これは原点ですよね。だって、お客様に「栗城、い〜らない」って言われたら食いっぱぐれるわけだし、「これは栗城に任せよう」と思っていただいてこそ、やっていけるわけでしょう? 理論とかで立派なこと言う前に、自分はこういうSEとして食っていくんだという、覚悟というか、これがないと一人前のSEになれない気がします。

そして、多いに悩みなさい。悩みながらも30年SEやってごらん、その30年の足跡は確実に刻まれる、と言いたいのです。

私、個人的には食うためにSEやってきたような気がするんだよね。結婚が25歳の時と早く、30歳前で子どもがふたりになりました。仕事環境が厳しい状況だったこともあります。だから、SE以外では食えないと、必死でSEに喰らい付いてやってきた感じです。

その原動力といいますか、原点はやっぱり家族じゃないですかね。家族を守るために、自分は今何をしなければならないか。これが大きかったです。